講師:久間 晋 先生 (立教大学・教授) 研究室HP
担当:狩野 紅葉 (広島大学 D2)
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担当:狩野 紅葉 (広島大学 D2)
第五分科会では久間晋先生をお招きします。久間先生は分光分光を巧みに駆使し, 分子とその周辺環境との相互作用を明らかにする研究を行われております。
分光分光学は分子に光を照射した際に生じる「吸収」・「放射」・「散乱」の過程を対象としたものです。 分光により得られるスペクトルは分子のエネルギー準位構造(電子・振動・回転)を反映し, その様子は分子軌道法や調和振動子・剛体回転子などによって見事に説明されます。
準位構造は分子ごとに異なるため, 分子分光は強力な「検出法」として用いられていました。さらに, 「分子がただあるか?」だけでなく, 「どんな分子が存在するか?」まで迫ることができます。このような振動・回転量子状態を検出する高分解能分光は, 一般には気体分子が対象とされています。
物理化学や分子分光の教科書でも「液体や固体などの凝縮相では気相に比べ, 衝突による分子の量子状態の変化が激しい。そのため, スペクトルのピークがぼやけるのがふつうである。」と書いてあり, 「溶液中の回転スペクトルは測定できない。」と考える方も多いと思います(私もそうです)。しかしながら, 高分解能分光法は凝縮相すら対象となるようです。
そのような驚異的なポテンシャルを秘めた分子分光のうまみを, 分子分光の基礎から応用までの講義で皆さんと一緒に5日間堪能したいと思います。
皆様のご参加をお待ちしております。