開催日時 2026年8月19日(水) 17:00~17:30
當真 賢二 先生 (東北大学 学際科学フロンティア研究所 教授 )
太古の地球において、物質だけしかない状況からなぜ生命が発生し、なぜ複雑な機能を持つように進化したのか?」という興味深い問いは、生物学、化学や地球科学などで異なるアプローチで研究されてきました。しかし物質だけの世界で起きたことは物理学でも論じられるはずです。最近、我々は物理学における「最大エントロピー生成原理」が生命の発生や進化に関する物理的考察の基礎になりうることを提唱しました。この考察を進めれば、人類による科学技術の発展やそれによる地球温暖化等の負の影響を一貫して理解できることもわかりました。この理論的な考察は、理論宇宙物理学者である講演者が実験物理学者、生命科学研究者、人類学者、環境材料研究者との研究交流を通して着想し、進めることができました。独自の大学論も交えながら、異分野交流の重要性も示します。